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わらまろぐ

心に響いた出来事を、世の中へ伝えたい

今、生きることに苦しんでいる人へ

いつもはニュースやネットで話題のネタに対する思いを淡々と書くのだが、たまには日々募らせている思いを書いてみる。新しい情報などは一切ないが、ほんの少しでも、読んだ人の心に響くものになればと思う。

他に生きる道はあるはずなのに

最初は少し重い話をするが許してほしい。

田舎出身の僕が東京に住みだしてから、通勤時によく聞くようになった「人身事故」のフレーズ。最近はTwitterなどで検索すると事故の内容がすぐにわかるのだが、大抵が飛び込みである。月曜は特に多い。

電通の事件は大きく報道されたが、こまめにニュースを見ていると、他にも過剰労働により命を絶つ人が少なくないことがわかる。中小企業などはニュースになりにくく、見過ごされているケースも多数あるだろう。

命を絶つ人は、どんな思いでその1歩を踏み出すのだろうか。そんなことを思うと、本当に苦しい気持ちになる。人間に死を選ぶ本能なんてない。生まれたときは、誰もが希望を持って生まれてきたはずだ。

それなのに、そして探せば他に生きる道はあるはずなのに、自ら人生を終わらせようとするその苦悩は、本人たちにしかわからないほど悲しく耐えがたいものだろう。

失敗を許さない社会が生む苦しみ

昨日書いた記事でも少し触れたのだが、日本では出る杭は打たれやすいという。今あるものを守りたい、変えたくないという意識が強い。僕は恥ずかしながら海外暮らしの経験はないが、本やネットでもよく聞く話だ。

例えば、最近流行りだしているUberやAirbnbなどのシェアリングサービスも、日本では普及が遅い。新しいものに対し、まずは使う前に制度をしっかり整えようとする。一方海外では、まずは使ってみて、問題があれば制度を整えていくという姿勢が強い。

そこには、日本人は失敗を強く恐れるという背景がある。問題があったときに責められるのを非常に怖がる。もちろん、多少の慎重さは必要だが、新しい技術や仕組みに対してはある程度の寛容性がないと、生きづらい世の中になる。そしてそれは、時に人を苦しめる。

終身雇用や年功序列といった考え方は、変化の激しい現代社会には適していないことは、今や誰もが感じている。にも関わらず、転職も会社を辞めることも許されぬ空気の中、誰もが今いる場所で苦しみ、耐えられなかった人たちが心を壊していく。もし転職が気楽にできる社会であれば、彼らは救われていたかもしれない。

変化が必要なことは、誰もがわかっている。そして同時に、変化を恐れている。先日、そのような課題についてまとめた政府の資料が話題になったが、その解決策は書かれていなかった。

今この瞬間、苦しんでいる人たちへ

きっと社会が変わるのはこれからだとは思う。もしかすると国ではなく民間企業が社会を支えていくかもしれない。とはいえ、それにはまだ時間がかかると思う。

だから、今この瞬間に苦しんでいる人たちに向けて伝えたいことを書く。

他の人と比べて劣等感を抱くこともあるだろう。誰かの辛辣な言葉に悩むこともあるだろう。理想とはかけ離れた自分が嫌いになることもあるだろう。どれもつらいものだが、それらは人間として自然なことだ。そして、その人が社会の中で頑張って生きている証拠である。

長い人生、良いことばかりではない。しかし、嫌なことばかりでもない。もし今の苦しみに耐えられないなら、違う場所でちょっと息抜きしてみるのもいいだろう。誰かの決めた常識や慣習に縛られることに意味はない。社会を簡単に変えることはできないが、自分の環境ぐらいは自分で変えられるのだ。

そして、生きることの素晴らしさは、もっと根本的なところにあることを知っていてほしい。人と比較して勝った負けたとか、お金を持ってる持ってないなんてのは、際限のない相対的な欲望であり、いつまでも満たされることはない。

美しい景色を見て感動したときのことを、思い出してみてほしい。素晴らしい音楽に胸を打たれたときのことを。美味しい料理を食べて思わずニヤけてしまったときのことを。誰かに言われて仕方なく感動したわけではないだろう。他の誰でもない、自分自身が素晴らしいと感じたのだ。

他の人が何と言おうが関係ない。自分自身が素晴らしいと思えるものにこそ、生きることの素晴らしさがある。そして自分自身が、素晴らしいと思える生き方を求めてみよう。どうせみんないつかは死ぬのだ。せっかく生まれてきたのだから、他人の目など気にせず、この世界を楽しみ尽くしていこう。