人生のメモ

琴線に触れた小さなことを、文章に。

プレミアムフライデーから逃げるな

今日は2度目のプレミアムフライデーである。心を失った社畜共は「プレミアムフライデー?何それ?」などと会社への忠誠心をひけらかす。「仕事溜まってるのに帰れるわけねぇじゃん」などと文句を言う。

心が荒んでいる人間は文句しか言えないものだ。全くもって嘆かわしい。もう少し余裕を持った生き方ができないのかと。そんなに文句ばっかり言ってて人生楽しいのかと。そんな人たちで溢れているこの国が残念で仕方ない。僕なら笑顔でこう言ってやるね。「プレミアムフライデーなんかクソ喰らえ」と。

週休2日じゃ休めないよ

というのは冗談で、僕はプレミアムフライデーをすごく良い取り組みだと思っている。個人的には、月末金曜などとケチなことを言わず、今すぐにでも毎週、週休3日にすべきだと本気で考えている。

今のところYahoo!を始めまだ数社しか週休3日制を検討していないようだが、働く日と休む日の比率が5:2というのはバランスが悪すぎる。毎日定時帰りなら週休2日でも満足できるが、毎日残業で疲れたサラリーマンにとって2日では少し足りない。

もちろんいきなり週休3日にしても業務が追いつかないのは目に見えているが、将来的には実現できないことはないはずだ。

プレミアムフライデーは週休3日への布石になる

だからこそプレミアムフライデーは、その足がかりとなる素晴らしい政策だと思うのだ。なにせ国が推奨していることだ。クールビズもそうだったが、国の政策となると誰もが納得するから、胸を張って実践できる。しばらくすればほとんどの会社が導入するだろう。これに取り組んでいるかどうかで、社のイメージも変わってくる。

そしてそのうちAIがいろいろ仕事をこなせるようになってきたとき、人間の作業が減り、プレミアムフライデーなんてもう休みでよくねー?なんて話になり、休みが隔週になり、最終的には毎週休みになるのだろう(本当の最終という意味ではベーシックインカムなのだろうけど、それは僕の働いている内の実現は難しい気がする)。

学校だって以前は土曜も登校させられていたが、それが隔週になり、今ではすっかり休日である。土曜は昔から休みだと思っている諸君は幸せ者である。僕の地域は土曜日はAMだけ授業を受け、昼食は牛乳だけ出るからそれを飲んで帰ってた気がする。今思えばすごく中途半端だったなぁ。

何かが変わるとき、一定の人は反発するもの

社会に出てから強く思い知ったが、古くからの慣習やシステムを変えるとき、必ずある程度の人が反発する。目につきやすいデメリットを主張して、「変えられるわけがない!」と声を上げる。そこそこ経験を積んだ人は誰でもこれを理解している。

メリットが大きければ、そのうち誰もが受け入れ出すのである。文句を言うのは大抵最初だけなのだ。プレミアムフライデーは、この初期段階なので、完全に受け入れられるにはしばらく時間がかかるだろう。導入に向けて、会社や業界それぞれで課題もあるだろう。でもこれが社会に浸透することが、誰もが堂々と週に3日休むことができる社会に繋がると信じている。

そんな思いとは裏腹に、僕の今日のスケジュールには、18時までしっかり打ち合わせが入っているけれど。全くもって嘆かわしい。強引に帰ったろかな。