人生のメモ

琴線に触れた小さなことを、文章に。

他のみんなは知らないこと

飛行機はオーバーブッキングすることがあるという事実をご存知だろうか。アナウンサーの安住さんが、ラジオで面白い話をしていたのでご紹介する。

お金あげるから、乗るのを諦めてください

予約数が飛行機の座席数を超える、つまり満席以上になることがある。そんなときは、お金やマイルと引き換えに、搭乗を辞退してくれる人を募集されるそうだ。詳しくはこのあたりを見てみてほしい。

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出張慣れしている人からすれば当然なのかもしれないが、僕は初耳で興味深い話だった。安住さんの話に多少誇張はあるかもしれないが、募集に応じる人に傾向があるのも面白い。僕なら見返りが1万円ではまだ動かない気がする。2万ぐらいになると悩むかな。

この話を聞いて、改めて思ったことがある。「ある人にとっては見慣れたものも、他の人にとっては目新しくて面白いものになりうる」ということだ。

自分にとっては当然な情報にも価値はある

安住アナは何度もこのオーバーブッキングの光景を見ているようだが、僕を含む多くの人にとっては初めて聞く新鮮な情報である。だからこそ、こうしてネットでも話題になっている。

中には「今更何当たり前なこと言ってんだよ」と思う人もいるかもしれないが、実際は「へぇ〜知らなかった!」という意見がほとんどなのである。

昨日のエントリーにも書いたが、低品質な情報というものの中には、「ありふれた情報」も含まれると思う。ただ、自分にとってはありふれた情報でも、きっと多くの人には新鮮な情報になるものも存在する。単純に検索しても入手できないけど、自分は知っている何か。それはむしろ大きな価値を持つ。

そのような、個人の経験に基づく、多くの人が知らないことをもっと自分が発信できたら、皆が発信してくれたら、インターネットの世界はさらに便利で価値のあるものになるだろうなと思った。

他の人が知らないこと

僕も、他の人があまりやってない習慣などがあるかな?と考えてみた。例えば、朝カフェだろうか。僕は割と平日の朝は早い。ほぼ開店直後に会社近くのカフェに行き、1時間ぐらいダラダラする。大抵スマホをいじってニュースを見るか、本を読むか、漫画を読むか、ブログを書くかのどれかである。

何か特別なことがあるわけではないが、少し面白いなと思うのは、朝早い時間は人が少ない分、多くの人が毎朝同じ動きをするということだ。多くの人が同じ席に座り、同じものを食べ、同じことをして、同じ時間に立ち上がって出ていく。いわゆるルーティーンが出来上がっている。

1週間もすれば、大体の人の動きが読めてくるだろう。あの人はそろそろ店を出るとか、あの人はこの時間にトイレに行くとか。正直、そんなルーティーンの中でカバンを放置したりするのは危険だなぁとかいう気もするのだが。まぁ早朝からカフェに行く人に、カバンを盗るような人はいないか。

人が少ないところ、干渉し合わない場では、多くの人が同じ動きをする。なんていうありきたりな話になってしまったのでもう少し何か情報を加えたいところだが、そろそろ「仕事に行く」という気の乗らないルーティーンをこなす必要があるので、今日はこのへんで。