人生のメモ

琴線に触れた小さなことを、文章に。

学生たちの非効率な募金活動

駅前などで、募金を募る学生が横並びになって「募金よろしくお願いしまぁぁす!」と言っているのをたまに見かける。あれ、前々から思っているが、もう少し効率のいい募金方法はないのだろうか。

募金しにくい雰囲気

というのも、明らかに「募金しにくい雰囲気」 がプンプンなのだ。学生服の男子5、6人が必死に叫んでる中、まんまと募金しに行こうもんなら、確実に注目の的になる。その学生からはもちろん、周りの人からも視線が集まること間違いない。

相当な目立ちたがりでもない限り、その時点で既に恥ずかしい。さらに、お金を入れた瞬間「ありがとうございまぁぁす!!」なんて叫ばれようものなら、その場から逃げたくなる。顔を赤らめて逃げ出したくなる。募金額が10円だったりしたら死にたくなる。

壁を増やしてどうする

募金する側には、インセンティブがない。強いて言えば「社会貢献した」という自己満足感ぐらいだろう。逆に「お金が減る」という大きなマイナス面がある。募金してもらうには、その壁をクリアしてもらう必要がある。この時点で相当のハードルである。

なのにその学生たちは、「お金が減る」に加えて「恥ずかしい」という新しい壁を作り出してしまっている。すると、「募金してもいいけど、恥ずかしいからやめとこう」って人が少なからず出てくる。もったいない。効率が悪すぎる。

効率の良い募金方法を求めて

やるなら、いろんなパターンで試して、1番募金してもらえる方法を見つけた方が良いのではないか。学生の人数、声のかけ方やボリューム、場所、服装、男女比など、それぞれ変えれば結果が変わってくるはずだ。細かなところでは、コンビニにあるように、箱を透明にしてお札入れておくのも必須だろう。

あとはできるだけ募金しやすいように、Suicaで募金できるようにするとか。今時現金は流行らない。財布出すの手間だし、特に若い子は電子マネーに流れてきている。さすがに学生たちだけの力では難しいかもしれないが。

募金に励む学生の心意気は凄いと思う。貴重な自分の時間を割いてでも、誰かを助けようとしているのだ。だからこそ、非効率に使ってはもったいない。その辺りを、先生が指摘してあげるべきだと思うのだ。ガムシャラに根性だけで頑張るのはよくない。大勢、大声は逆効果だ(たぶん。違ったらすみません)。

個人的には、お金を持ったおっさんたちに対しては、美人学生2人ぐらいで狙い撃ちで声をかけるのが1番効率的な気がするがどうだろう。もしかすると、全員がバイトして稼いだお金を募金するのが1番早いのかもしれないが。