人生のメモ

琴線に触れた小さなことを、文章に。

プレミアムフライデーを失敗にしたい人たち

昨日はプレミアムフライデーだった。あなたは早く帰れただろうか。僕は帰れなかった。残念ながら当然のように打ち合わせが入っていて、プレミアムらしさはゼロだった。同じような境遇の人は多いようだ。

プレミアムフライデー、経産省は未だ失敗を認めず 「手ごたえはある。給料日後なら贅沢できるはず」 - エキサイトニュース

プレミアムフライデーに対するネガティブ意見

15時退社できている人は3.7%だという。しかし僕がこの記事を見て思ったのは、世間はネガティブ過ぎないか?ということだ。

そもそもタイトルが「プレミアムフライデー、経産省は未だ失敗を認めず」である。もう失敗を認めて諦めろよ、という言い方だ。Twitterを見ても、「できるわけない」といった否定的な意見も多く、たしかに実際諦めている人もいる。

本当に、失敗にしたいのか?

気持ちはわからなくはない。僕も実際プレミアムれなかった。とはいえ、失敗を認めて終わりにしたら、何も変わらず残業漬けの金曜日である。本当にそれでいいのか?せっかく国が早帰りを認めているのに、何もなかったことにしたいのか?

出る杭は打たれるという言葉があるが、日本では新しいことをすると叩かれる風潮がある。既得権益を守り、今の自分を守ることに必死な人たちが、現状を変えまいとして新しく出た芽を潰す。

この風潮は、変化の早くなった現代においては、きっとこの先大きな足かせになるだろう。

変わるのはこれから

今回のプレミアムフライデーへの反発は、「現状を変えたくない」と言うよりは「変えたくても変えられない」という意見である。しかしどちらにしろ諦めたら一緒だ。「変わらないこと」を選択したことになる。

制度に合わせて現場を変えるのは現場の役目だ。どうしたらプレミアムを実現できるのか、考えていこう。国のやり方が下手だと思うなら、それを発信していこう。そう考える人がもっといてもいいんじゃないか。

そんなことを考えた、4度目のプレミアムフライデー。まだたったの4回である。変わるのは、これからだ。