打ち上げ花火と雪景色

最近、春を感じてウキウキしてる

平凡キャラより、未来の超絶レアキャラへ

今回は、スマホゲームもいいけど、後悔しないように勉強もしておきなよ!って話をする。子どもたちは皆「勉強」という言葉を聞くだけで敬遠しがちで、すごくもったいないので。

スマホゲーム、めっちゃ面白い

僕は普段、スマホゲームはあまりプレイしない。据え置きゲームはまだ、綺麗で迫力のある映像を体験できて楽しめるのだが、スマホゲームはスペックも限られる上に課金がものを言う世界ということもあり、ここ数年は敬遠していた。しかし最近、周りからのお誘いもあったので有名なスマホゲームをいくつか試してみた。

30歳を超えている身で堂々とこんなことを言うのも少し気が引けるが、最近のスマホゲーム、めっちゃ面白い。映像的には(ゲームにも寄ると思うが)据え置きでいうとPS2時代によく見たようなレベルのものが多いので、美しさに感動するようなことはない。しかし、暇になると思わずアプリを起動してしまう面白さがそこにあった。

人間の心理をうまくついた設計

その面白さについては既に多くの人が体験済みなので今更細かく言及するのはやめておくが、本当に人間の性質を上手く利用した造りになっている。行動経済学なんかを大いに適用しているのだろう。こんなものがいつでも手元にあるのだから、そりゃみんな夢中になるわけだ。大人になってもスマホゲームばかりやってる人を見て不思議に思っていたが、妙に納得した。

特に力を入れているなと思ったのが、サンクコストを大きくすること。つまり、人間は「今までこのゲームに費やした時間やお金を無駄にしないために、さらに時間やお金を費やす」という非合理的な判断をしがちなのだが、それを利用したシステムになっている。

例えば最初に必ずレアキャラが手に入ったり、勢いよくレベルが上がったりするのは、初期の離脱者を減らすためだろう。一度快感を覚えて続けてしまえば、費やしたコストを意識して抜けられなくなるからだ。買い切りのゲームにはない特徴である。

ちょっと検索したらその辺りについていろいろ書いてある記事があったので載せておく。

【CEDEC2016】人々がソーシャルゲームにハマる理由を"行動経済学"の観点から紐解く…『ポケモンGO』普及の要因についても言及 | Social Game Info

ゲームを消したときに、残るもの

ところでスマホゲームは、どこでもできるが故に、空いた時間のほとんどを費やしがちになる。ここ数日でそれを身をもって体験した。しかし、時間の大半をスマホゲームに注ぎ込むのは、個人的にはオススメしない。

僕も学生時代はそこそこゲームをやってきた。学校から帰っては家で毎日黙々とゲームをしていることもあった。1人でも楽しいし、友達とひたすら協力・対戦するのも最高である。その楽しさは全く否定しない。

ただ冷静に考えると、ゲームで得られるものは大きくはないのだ。いつか来る、ゲームに飽きたとき。そしてそのゲームをスマホから消したときに残るものは、今後の人生で、どれだけ活用できるだろうか。今後の人生を、どれほど面白くしてくれるだろうか。

「好きなことで生きていく」覚悟

「好きなことで生きていく」という言葉も流行った。これから先、そんな人がますます増えていくのも間違いない。そんな中で、毎日ゲームに明け暮れて、ゲームを極める人生も、きっと面白いだろう。

でも、それは「本当に極めるのであれば」である。どこにでもいるプレイヤーでは、生きていけない。「好きなことで生きていく」人が増えるということは、世界中のゲーム好きな人が、そのような生き方を目指す可能性が増えるということなのだ。

例えば賞金の出るゲームの大会に出る、プレイを実況する、攻略サイト・アプリやゲームのコミュニティを作る、などで何らかの付加価値をつけた上で、さらに周りよりも抜きん出た人たちだけが、ゲームで生きていけるのだ。そこまで行く覚悟を持たないといけない。一般的なレベルの人がそういう生き方をするのは、普通に働くよりもハードルが高くなっていくだろう。

大抵みんな、平凡キャラ

僕のプレイしたあるスマホゲームでは、キャラクターによってレア度が設定されていた。平凡、レア、激レア、…といったイメージだ。誰もがレア度の高いキャラが欲しくてガチャを引いたりレベル上げをしたりするわけだ。ゲーム内では、レア度の高いキャラも結構よく出てくるので(もはや「レア」ではない…)、レア度の低いキャラは弱くて使わない。

ゲーム内のキャラは大抵「ステータス」としていくつかの能力パラメータを持ち、レアなキャラはパラメータが高い。そして当然、人間にもパラメータはある。値としては見えないが、知識やスキルや身体能力など、みんなバラバラのものを持っている。その中には、覚えたり経験したりすることで上昇するものも多い。

そして僕が伝えたかったのは、ゲーム内のキャラより、自分のパラメータを上げた方が、今後の人生が楽しくなる可能性が上がる、ということだ。ある程度のパラメータがあれば、自分のやりたいことを実現しやすくなるし、そういう環境に身を置きやすくなる。今はやりたいことがない人も、何か見つかったときに、挑戦しやすくなる。時代錯誤ではあるが、単純に学歴で判断される社会も残っている。

とはいえ、大抵の人間は平凡キャラだ。ゲームだったらまず使われないキャラたちである。そして現実は、ガチャを引いて有能美少女になることもできないし、パラメータを上げるのもすごく時間がかかる。リセマラなんかしようとしたら、次はフンコロガシにでも生まれ変わってしまうかもしれない。だから僕らは、パラメータを上げるために、学ぶのである。

今この瞬間を大切に生きよう

人間は、年齢や健康状態によってステータスが変化する。そしてパラメータを上げやすい期間は、間違いなく子供時代なのだ。学生は皆、経験値2倍のイベント中だ。しかも時間もたっぷりある。僕はいい歳になってから様々なことに興味を持ち始め、いろいろやってみたいと思うようになった。だから、これを読んだ人は将来、僕のように「もっといろいろ勉強しておけばよかったな」と後悔しないようにしてほしい。

確かに学校で学ぶ勉強には、社会に出ても使わないような無駄なものもたくさんある。興味が持てないものもたくさんある。昔ながらのやり方でしか教えられない非効率な教師も多い。正直楽しくない。そこには大いに同意する。

しかし、だからこそ、自分で学びたいことを学ぶのだ。また、過去の偉人たちが一生をかけて遺した公式や教訓を簡単に学べることは、冷静になると、めちゃめちゃラッキーなことでもある。

今ゲームにのめり込んでいる学生たちは、時間やお金を費やす先は本当にゲームでいいのか?ということを真剣に考える時間を持ってみてほしい。ゲームを選ぶことで得られるものと失うものを天秤にかけて、しっかり考える時間を。それでも「今が楽しければいい」という人はそれで全然いいと思う。人生は当然、人それぞれだ。

とある平凡キャラより、将来の超絶レアキャラたちへ。伝えたいことを書いてみた。